胃カメラ一般内科       牛久市「ことより医院ブログ」

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なぜ早寝が大切なのか?!

先日、牛久市立第二幼稚園の渡邊敬子先生が保護者懇談会でとても大切なお話しを

されていました。「早寝の習慣」が何故子ども達にとって重要なのかというお話しです。

単に「早寝早起き朝ごはんを心がけて」と言われるより、何故それが重要なのかの説明

を聞くと親も頑張ろうと思えていいですね。

お母様たちも「なるほど~。」と頷いていらっしゃいました。


私(中年です・・・)たちが子どもの頃は、夜8時、遅くても9時前には就寝していました。

ちょっと遅くなると「早く寝なさい!」と母に叱られたりしたものです。

ですが、最近では習い事やテレビやゲーム、またお仕事を持つお母様も増えたことで

夕食時間が遅くなっているなど様々な生活スタイルの変化から、子ども達の就寝時間は

年々遅くなっています。日本小児保健協会のデータでは夜10時以降に寝る子どもは

4~6歳で約40%となっています。この数字に「まぁそんなもんかな」と思ってしまいそう

ですが、実は、日本の子ども達は世界の国々に比較してかなり遅寝なのです。驚くべき

ことに、ドイツやイギリスでは3割の子どもが7時前に寝るというデータがあります。


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では、子どもの就寝時間が遅いとどのような弊害があるのか、挙げてみましょう。

①睡眠不足
 次の日起きる時間は決まっているので、当然寝不足状態が続きます。

②心と体の成長を妨げる
 成長ホルモンは寝ている間に分泌され特に21時頃からピークになります。
 成長ホルモンの働きは身体の成長や脳の成長に欠かせないものです。

③生体リズムが乱れる
 人間の生体時計は25時間。しかし1日は24時間。人は、朝日を浴びることで生体
 時計の周期を短くして地球の1日の周期と合わせて暮らしていますが、夜の光は逆に、
 生体時計の周期を伸ばす働きがあります。生体時計と地球時間のずれが広がると、
 睡眠覚醒・体温・ホルモンといった体の中のさまざまなリズムが乱れていきます。

④イライラする、感情のコントロールができなくなる
 生体リズムがくずれ昼間ボーっとしていると、セロトニンの分泌が減少して、
 イライラ感が増します。セロトニンは、「よい脳」を育てる神経伝達物質で、
 「癒しのホルモン」とも言われている物質です。

⑤メラトニンの分泌が抑えられてしまう
 メラトニンには抗酸化作用があり、また性的成熟を抑制するホルモンで、1~5歳のころに
 一生のうちでもっとも多量に分泌されます。そしてメラトニンは夜暗い環境で分泌され、明
 るいと分泌されません。最近では、睡眠時間が少なく朝食を摂る回数が少ない女の子ほど
 初潮の年齢が早いことがわかっています。つまり心が充分に育っていないうちに初潮を
 迎えてしまうということです。また、抗酸化作用の低下から発ガンの危険性が増大する
 ことも懸念されています。



以上のような理由から、文部科学省でも「早寝早起き朝ごはん」を推奨しています。

我が子の、心身共に健全な成長を願うならば、色々な事情に優先して早寝をさせる

ことが重要そうですね。我が家でも明日から、いえいえ、今日から頑張ってみます。


ちなみに、上記に挙げました遅寝に係る弊害は、もちろん大人にも当てはまります!

健康に長生きできる生活のために、大人の皆様方も是非早寝を心がけてみてくださいね。







ご相談ご不明な点などございましたら tel 029-870-5480までお問い合わせください。
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by kotoyori-iin | 2012-04-23 13:47 | ●医院徒然

茨城県牛久市の 「ことより医院」 のブログです。一般内科および消化器内科の専門医として診療しています。お子様の診療も行っています。胃カメラ(鼻からも口からも可能)は受診後予約となりますのでご相談ください。往診・健診・予防接種も承っております。


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