2013年 09月 06日
ピロリ菌の除菌について
対象が拡大されました。ピロリ菌感染で起こる胃炎で除菌する場合にも適用
されるようになったため、当院でも除菌を希望する方が増えています。
ピロリ菌は、日本人のがんによる死亡の中で肺がんに次いで多い胃がんや、
胃潰瘍を引き起こす原因とされており、日本人のピロリ菌感染率は40代以上で
かなり高く、50代以上では大半がこの菌を持っていると言われているほどです。
ピロリ菌感染の有無は、採血や袋に息を吹き込む呼気試験などで調べます。
感染が確認された場合は除菌のためのお薬を1週間服用していただき、
約3ヶ月後に再度菌の有無を調べます。ここで除菌しきれない場合は別のお薬で
2次除菌を行いますが、この2段階で約95%の方が除菌できると言われています。
自分の胃の中にピロリ菌が存在するかどうか目に見えるものではありませんし、
胃痛や胸やけや胃もたれなど何かしらの症状が無いと、なかなかご自身の問題と
して意識しにくいかもしれません。除菌で胃がんを100%防げるわけではありませんが
発症予防効果が高いことは確かです。ピロリ菌の感染率が高いと言われる40代以上の
方は、ぜひ身近なトピックとして考えてみてください。
ピロリ菌除菌についてご相談ご質問がございましたら
tel 029-870-5480までお気軽にお問い合わせください。