2016年 07月 08日
喘息対策は夏が肝心です。
秋口に小児科の子どもの診察でゼイゼイヒューヒューいう胸の音を指摘されたことはありませんか。
振り返って自分が小児喘息だったことを思い出したりしますが、近頃は大人の喘息もよく聞かれます。
これは、台風が多く急激に気温の下がる季節性だけではなく、家の気密性が上がるなど住環境の変化
によるダニの増殖も一因となっています。
そこで、梅雨や夏の季節にアレルゲンとなるダニの温床を作らないことが、秋口に多くなる喘息を
防ぐ一手と言えそうです。特にここでは喘息発作を予防する寝室づくりについてご紹介します。
寝ているとき大人は1時間あたり約50グラム、8時間の睡眠だと400グラム程度の汗をかいていると
言われています。(子どもの場合は大人よりも就寝時の発汗量が多くなります。)
この汗は布団に吸収されるだけではなく、水蒸気となって寝室に充満しますので、晴れた日には布団
を干してしっかりと乾燥させましょう。
綿の素材であれば、週に2回3~4時間干すのが理想的だそうです。
この時、布団はたたかない、カバーは外さない、雨の日の翌日は避ける、ことが大事です。
布団乾燥機があれば利用するのも便利な方法ですね。
布団だけではなく、布団の下の畳やカーペットにたまった湿気も、カビやダニの増殖の原因になり
ます。布団を敷いたままにしておくと湿気も逃げませんし温度も高く保たれてしまいます。
そこはまさにカビやダニの温床になってしまいますから、どんなに忙しい朝でも布団はさっさと
上げてしまいたいものです。
また、フローリングの上に布団を敷く際は簀の子マットの利用もお勧めです。(M)
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